臍帯血幹細胞の安全性について

幹細胞を使って体を再生(再生療法)

幹細胞を利用した医療は、ここ数年で急速に研究がすすんでいます。

再生医療は、新たな臓器を作り出したり、傷ついた臓器を修復したりすることを目指しています。 現在では、白血病などの血液疾患の治療だけでなく、骨の疾患、心筋梗塞、やけどなどにも 幹細胞を使った治療がはじまっています。脊髄損傷や肝硬変の治療なども、世界各国ですすめられています。日本においては文部科学省の「再生医療の実現化プロジェクト」として研究が進んでおります。アメリカにおいても脳性麻痺の治療や儀薪尿病の治療等、臨床研究が進んでおります。



例:造血幹細胞の安全性

臍帯血から赤血球、血小板を分離し、幹細胞と白血球のみにした造血幹細胞の製造過程では、血液をサンプリングし、安全基準をもとに細菌検査、ウイルス検査等を行ないます。

(これらはCD34陽性前駆細胞の算定をしています。CD34は、血液細胞への分化能を持つことがわかっており、これが豊富に含まれます。
近年、血液系以外の細胞に分化する幹細胞も含まれる可能性が指摘されて以降は、その研究が進んでいます。)

【一般細菌検査】
・好気性菌
・嫌気性菌

【ウイルス検査】
・梅毒定性(RPR)
・梅毒定性(TPHA)
・HIV 抗原・抗体
・HTLV-1 抗体(CLEIA)
・HBs抗原(CLIA)
・HBs抗体(CLIA)
・HBc抗体(CLIA)
・HCV 抗体(第3世代)
・サイトメガロ IgG(EIA)
・サイトメガロ IgM(EIA)
・ALT(GPT)
・B型肝炎
・C型肝炎


保存・保管方法

マイナス 196℃の液体窒素の入った専用タンクに保管します。これにより半永久的な保管が可能であると考えられております。液体窒素で20年間保管したさい帯血幹細胞の有効性が報告されています。


解凍に際して

臍帯血幹細胞移植においては、マイナス196℃〜4℃まで徐々に温度を上げて、陽性細胞を極力損なわないよう段階を追った解凍をして、移植をします。急激な解凍は細胞を破壊します。


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